インビザライン治療を上手く進めるためには【その③】
2020年12月27日
今回はマウスピースの装着時間についてです。
初めて患者様にインビザラインをお渡しする時に
口を酸っぱくして「装着時間を守りましょう」とお伝えしています。
矯正に慣れてきてうっかり忘れた、などありませんか😟❔
もともと矯正はブラケット治療といって歯に直接器具をつけて治療していくものでした。
なので治療が終わるまでずーっとつけっぱなしの状態です。
それがインビザラインなどのマウスピース矯正は取り外しが出来、
食事の際は外さないといけないので
矯正の力がかからない自由な時間が出来てしまうということになります。
少しの間だけ外すことは問題ないのですが、
外している時間が長ければ長いほど問題になってきます。
もし装着時間を守らなかったらどんな問題がおきるのでしょうか😥
①歯がうまく動かない
マウスピースの歯型に歯並びが動くのは
22時間使用し、その22時間が連続で3~4日(加速装置あり)使用が必要と言われています。
1日や2日では動いてきませんし、
22時間使えていないと1日とカウントできないです🙅♀️
②歯の後戻りを引き起こす
歯は元にあった位置に戻ろうとする厄介な性質があります。
例えば、4日交換の場合、そのカウントしていた4日のうち1日でも使用時間が短いと
その1日で歯が後戻りを引き起こしカウントしていた分もリセットして
同じマウスピースの番号をまた1日目から振り出しに戻らないと
マウスピースが歯にあわなくなってきてしまいます。
③逆に歯並びが悪くなる
一番驚きですよね、こんなケースもあります。
写真のように奥歯が倒れてきてしまうケースです

マウスピースの装着の時間があきすぎると無理に奥歯に力がかかり倒れてしまう。ということです。
倒れてしまうとその歯を起こすという治療が必要になるので本来よりマウスピースの枚数が増えることがあります
④結果的に治療期間が延びる
今までの話を踏まえ、装着時間を守ってないと治療期間は確実に延びます。
使えない時間があり振り出しで数えていたりすると
結果、1枚のマウスピースを4日以上使うことになり交換のペースが遅れます。
また、マウスピースが合ってないまま枚数を進めていても歯並びは進んでいません。
合わないとなるとマウスピースを再度作り直す必要があります。
たくさんイメージの悪くなるお話ばかりでしたが
きちんと進めていればこのようなことは起きません。
時間を守っていてマウスピースが合わないことがあれば
違うことに原因があります。
その原因についてもまたお話します!!
悪い印象を与えてしまったかもしれません、、、
私たちスタッフもインビザラインを経験しています!!
お友達と食事する時や飲み会のときは時間を守るのはかなり厳しいですよね😭😭
旅行先で食べ歩きする時なんかも、、、
そういう場合は上手に調節しましょう!!
インビザライン治療を上手く進めるためには【その②】
2020年12月7日
皆さんはマウスピースを、一日のうちに何回外していますか?
着脱回数が多いと、浮きが出てきてしまう可能性があります。
では、着脱回数が多いと何故いけないのでしょうか。
①マウスピースが変形してしまう
外す際に力がかかりマウスピースが変形してしまうため、歯に合わなくなってしまいます。
②アタッチメントが外れてしまう
通常より外す回数が多いと、アタッチメントが外れやすい
アタッチメントが外れると、付け直さないといけなくなります。
③装着時間が足りなくなる
着脱回数がおおいと、装着時間が足りなくなり浮きが出てしまいます。
一度外してしまうと、着けるのが面倒になり長い時間外した状態になりがち😟😟💦
基本的には着脱回数が少ないほうがいいですが外さないといけない場合もあると思います。
その場合はマウスピースの外し方を丁寧にしたり一度外したらすぐ着けるように心がけましょう
正しい外し方の動画がYoutubeに投稿してありますのでご覧ください💁♀️
指でうまく外せない方はこのような道具もあるので大丈夫ですよ☝
ネイルをしている方、爪が短い方でも
爪を傷つけることなく外すことができます☺

インビザライン治療をうまく進めるためには【その①】
2020年11月17日
治療を進めていく中でマウスピースが浮いてしまう。という経験はありませんか?😭
浮いてしまう原因はいくつかあります。
なので原因について詳しくお話していきます。
マウスピースの付け方について
インビザラインをはじめた時に説明を受けると思いますが
慣れてきておろそかになってきていませんか😒❔
正しい付け方をしていますか?
使用時間を守っていても付け方が誤っていると
マウスピースが浮いてくる場合があります。
①アライナーチューイを噛むこと
マウスピースを付けた時に噛みこんでしっかり付けないと
歯にふわぁっとついた状態になってしまい歯がうまく動いてこないので
外出先にもアライナーチューイをお持ちいただいて
忘れずに噛むようにしましょう。😁
チューイを噛む以外にもアタッチメントの形が
マウスピースにしっかりはまるようにすることも大切です👆
チューイを噛むとマウスピースの溝にアタッチメントがしっかり
はまってくるようにはなるのですが
それだけでは付け方が甘い場合があります。
その場合はこんなふうにしましょう!
マウスピースを付ける→チューイを噛む
→歯の表面を指で押しマウスピースの溝にアタッチメントをしっかり入れる

(矢印のように表面を押します)
こうしてきちんとはめることでマウスピースが浮いてしまう可能性が少なくなります。
ただこれを守るだけではうまく治療が進まない場合があるので
その他のお約束を守って治療を進めていきましょうね🥰
非抜歯ケース【インビザライン】
2020年10月16日
精密検査をし骨格を分析して抜歯をするかどうか判断します。
非抜歯で治療ができるとなった場合
①インビザラインからスタートできるケース
②顎を広げてからインビザラインに移行するケース
があります🦷❣
今回、顎を広げてからインビザラインに移行するケースについて
ご紹介してきます😁
インビザラインの前に
使う装置はこちらになります😊
上から見たお写真👇

付けるとこんな感じです😁

表側のワイヤーは無しにする事も可能です🥺
ご自身でネジを回して頂き、顎の幅を広げて
歯を並べるためのスペースを作ります😊
加速装置を使用すると、約3~6か月程度で
インビザラインに移行出来ます。
インビザラインに移行する前に
顎を広げてあげて土台を整えてから治療を進めていくと、
歯に負担がかかりにくいというメリットがあります。
インビザラインから始めたい気持ちがあると思いますが
土台を整えることが重要なんです!!
少しずつ少しずつ着実に進めていきましょう🥰
インスタ映え~~~~👆👆👆
2020年10月16日
みなさんお気付きでしょうか?😊
駐車場の写真スポットが完成しました!!

派手なデザインでかなり目立ちます😎✨
マウスピースとブラケットのコラボレーション!!
ブラケットの部分は当院のロゴマークになっているんですよ🌴
ぜひみなさんもお写真を撮って
インスタなどSNSに投稿してください🥰

↑デザインしてくれた方と院長です😁✨
抜歯ケースのインビザライン治療🦷【装置について】
2020年09月15日
当院では、抜歯をしてインビザライン治療に移行する方に
ある程度の期間(約6か月)ブラケットをつけます😁🦷
どうしてインビザライン治療なのにブラケットをつけないといけないの?
と思いますよね!理由があるんです🙌
①ぴったりなマウスピースをつくるため!
抜歯後すぐにスキャンしてしまうと歯同士がくっついているため
歯全周のスキャンができません🦷🦷🦷
そのため、適合の悪いマウスピースが出来てしまいます😢
ブラケットをつけて歯と歯の隙間を作ることにより
歯全周のスキャンが出来るんです✨
②骨の吸収を防ぐため!
例えば、ブラケットをつけずマウスピースのみで動かす場合、
抜歯してすぐにマウスピースで歯を動かしていきます🥺
マウスピースの使用時間が短かかったりすると、歯がうまく動いてこないので
抜歯スペースが埋まらないまま時間が経ち、
抜歯部位の骨が吸収され、骨がやせてしまいます🦴
骨がやせてしまうとさらに歯が動きずらくなるというリスクもあります😭😭
ブラケットをつけてある程度歯を動かすと
そういったリスクを減らすことが出来ます🥰
ブラケットをつけた状態がこちら ↓

こんな感じになります😉
三番目の歯のみクリアブラケットに変えると
少し目立ちにくくなります🥺💓
口腔内写真が今までより早く撮れるようになりました☺!
2020年09月1日
タイトル通り口腔内写真を撮る機材を変えたので
今までより早く撮影でき、データもすぐに確認できるようになりました😆✨
その機材はこちらです!!

この機材にiPhoneをセットして撮影します。
診察の際、以前はマウスピースの確認を院長が目視で診ていましたが
口腔内写真をお撮りしてマウスピースがきちんと合っているか確認するようになりました。
新しい機材を導入したことにより、
マウスピースの確認がスピーディーになり
写真を大きく拡大できるため確実にチェックできるようになりました!
患者様と一緒にマウスピースの浮きを確認できるのもすごく大きいです!
きちんと理解をしてもらい治療を進めていくことはとても重要なことなので
この機材を取り入れて良かったなあと感じています。
では、こちらの写真をご覧ください。
この写真は機材を使ってiPhoneで撮影しています。
加工はしておりません。
凄くきれいに撮れるんですよ✨✨

写真をアップすると、、、

マウスピースに浮きが確認できますね😳
(赤い丸の所です)
このように浮きがあるままマウスピースを進めていても
治療はうまく進んでいきません😥
みなさんこのように浮いていませんか?
マウスピースを交換する前に鏡を見てきちんと確認してくださいね😊👌
今日は歯並びの日☺
2020年08月8日
8月8日は”歯並びの日”です。
八重歯の日とも呼ばれています😁

八重歯は日本では可愛らしいというイメージがあると思いますが
国際的には良いイメージはありません。
ドラキュラと呼ばれるくらい嫌悪されてます😫
そもそもどうして八重歯になってしまうのでしょうか、、
乳歯から永久歯に生え変わるとき
生えるべき隙間がないと唇側にずれて生えてくるなど様々な理由があります
何故八重歯があってはいけないのでしょうか😥❔
八重歯があると安定した噛み合わせをすることが出来ません!!
安定した噛み合わせを行うには犬歯が大切なのです。
さて、みなさん上下の歯を噛み合わせた状態で左右にゆっくり動かしてみてください。
犬歯だけが噛み合って、上下の奥歯にわずかな隙間がみえますか?
その状態になっているのが正解です。
そのように、上下の歯を噛み合わせ左右に動かしたとき
上下の犬歯だけが噛み合い奥歯は噛んでいない状態を専門用語で犬歯誘導といいます。
犬歯だけ噛んでいていいの?と思うかもしれませんが、
犬歯は根が長く丈夫な歯のため横方向の噛む力に耐えることができるのです!
逆に奥歯は縦方向の噛む力には耐えられますが横方向の動きは苦手です。。
そのため、左右に動かしたとき奥歯で噛んでしまっていると
奥歯に負担がかかり、奥歯の寿命が縮んだり、
顎関節症、奥歯がしみるといった知覚過敏を
引き起こす一因となります。。
噛み合わせのバランスを安定させるために犬歯誘導をおこない
奥歯に対して噛み合わせの力のコントロールをしているんですよ😊
犬歯すごく大切ですよね!
(八重歯は歯列から一本だけ飛び出してるから
そこを抜いて、、、なんて考えてはいけませんよ🤐)
インビザラインの使用感について【装着感・痛み・見た目】
2020年07月31日

インビザライン治療は
食事、歯磨きの時以外の
1日22時間の装着時間が必要です。
アライナー(マウスピース)を1日ほとんど付けたまま生活することになります。
実際、アライナーのある生活スタイルはどんなものでしょうか(^O^)
使用感について詳しくご紹介していきます。
【装着感】

アライナーの厚みは0.5mm程です。
かなり薄いと感じると思いますが、
お口の中は髪の毛が一本でも入ると結構気になりますよね。
なのでどうしても初めは違和感が出ます。
アライナーを外している時間よりも
付けている時間のが長いので
慣れてくるとアライナーを
していないほうが逆に変な感じがする程です。
【発音障害】
こちらも初めは話しづらいと感じることがあります。
滑舌が若干悪くなる方もみえますし、
患者様の中で英語がかなり発音しづらいという意見もお聞きしました。
【痛み】
痛みは歯が動く痛みはありますが、痛みの感じ方も個人差があるので
痛いと感じない方もみえます。
新しいアライナーに交換した直後は歯が動き始めるため
動く痛みを感じる事があります。
外している時間が長いほど歯が元の位置に戻ろうとするため
再度アライナーを付けた際、痛みがでます。
痛みといっても圧迫感があるといった感じです。
ブラケット治療と比べるとかなり痛みは少ないです。
お食事も制限なく硬いものも食べることができます☺
【見た目】
アライナーを装着した写真はこちらです。

どうでしょうか。
いわれてみると分かるくらいで
周りにも気づかれにくいですよ☺
インビザライン治療のイメージは浮かびましたか?
無料カウンセリングを行っていますので
その際に詳しくお話を聞いていただけます。
お電話、Web上からご予約お取りいただけます。
アタッチメントの設置について【解説あり】
2020年07月10日
インビザライン治療をする上で重要なアタッチメント。
どのように設置していくのか詳しく解説していきます。
まず、歯の表面にアタッチメントをつけるのは
マウスピースが患者様の手元に届いてからです。
マウスピースの生活に2週間ほど慣れて頂いてから
アタッチメントをつけ本格的に治療をスタートしていきます。
Youtubeでは、アタッチメント設置の動画を投稿しており
このように、実際行っている様子をご覧頂けます。
①歯面研磨
歯の表面にプラーク(歯垢)がついていると
アタッチメントがうまくつきません。
そのため、研磨剤を用いて専用の機械で丁寧に磨いていきます。
②歯面処理(サンドブラスト)

このような機器を用いて粒子を吹きかけて
歯の表面に小さな凹凸をつけていきます。
この手順を加えることにより、
アタッチメントが外れにくくなります。
③酸処理(エッチング)
酸性の薬剤を歯の表面に塗布します。
先程のサンドブラストと同じ役割があります。
④ボンディング
歯に樹脂(アタッチメント)を付けるためには
ボンディングという薬液を一層塗布しないと接着することができません。
ボンディング剤は簡単にいうと糊のような役割があります。
⑤アタッチメントの設置
①から④の段階を踏んでいよいよ設置することができます☺
唾液があるとアタッチメントが接着できないので
歯の表面をしっかりと乾燥させます。
次にあらかじめ樹脂をつめこんだマウスピースを
歯に取り付け、光を照射し硬化させます。
この時、歯と樹脂が密着していないと
アタッチメントの形が崩れてしまうので

このような照射器につけるキャップを使い圧接し硬化させます。
⑥アタッチメントのバリの除去
アタッチメントの形をきれいにするためバリを除去します。
肉眼ではとらえきれないバリとるために
当院では4.5倍拡大鏡を使用します。

なぜバリをとる必要があるのか
以前のブログに詳しく説明していますので
ぜひご覧ください。
①から⑥の手順を踏んでアタッチメントを設置していきます。
お口の中ではこのようなことが行われているんですよ(^^)