- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
口呼吸は危険!矯正治療に悪影響な理由🦷
2024年06月1日
口呼吸が矯正治療に及す悪影響🦷
こんにちは☀️
今回は口呼吸についてお話します👄
コロナはかなり落ち着きましたが、マスク生活が続いたせいで口呼吸が癖になってしまった方が増えました。
自分では気づいていない方もいるかも知れません🦷
口呼吸をしていると、感染症にかかりやすい、口臭の原因、歯並びにも影響が出ます🙅
他にも色々な影響がありますのでご紹介していきます😵💫
✅口が開いていると舌が落ちた状態になる
口呼吸=口が開いている状態ですが、お口が開いている時は舌が下に落ちてしまいます👅
過去のブログでも何度かご紹介していますが、舌は上にくっつけている状態が正解です◎
舌の位置が悪い結果👇
✅出っ歯・開咬・反対咬合等になりやすくなる
舌が前歯を強く押してしまうと、その歯が前へと動いてしまいます。
歯並びは頬っぺたや唇による外側からの力と舌によるバランスで保たれていますが、
お口が開いているため、外側からの力が弱くなりバランスが崩れます🌀
その結果内側だけの力が強くなり、上の歯や下の歯が前へ突き出してしまうのです。
歯並びが悪くなると言うことは噛み合わせも悪くなりますので
食べ物がしっかりと噛めず、胃の負担も大きくなる場合もあります⚡️
✅お顔のラインにも影響が!
舌が正しい位置に無いと、舌を上に持ち上げる筋肉を使わないということになります💪
舌周辺の筋肉バランスが崩れ、お顔のたるみやゆがみに繋がる事があります。
✅睡眠の質が悪くなる
普段口呼吸の方は恐らく寝ている時も口が開いてしまっているはずです🌛
仰向けで寝ると舌の位置が下がるため、いびきをかきやすくなります。
いびきは無呼吸になったり、酸素をうまく取り込めないため、睡眠障害を引き起こしやすくなります💤
また、酸素が脳に行気届きにくいため
集中力の低下や疲れやすい等デメリットが多くあります😔
✅後戻りの原因にも
先程お話しした通り口呼吸がもとに舌癖が出てしまっている場合、歯科矯正がスムーズに進まない事も!
矯正完了後に歯並びが乱れてしまう後戻りが起きやすくなってしまいます🙅
口呼吸や舌癖がある患者様は治療と一緒にトレーニングも行いますのでご安心を!!
✅まとめ
口呼吸をする事で歯並びだけではなく、たくさんの影響がありますね。
鼻炎等で仕方がない場合もありますが、耳鼻科さんと並行して治療を行い、
歯並び、健康に良い習慣を身に付けましょう🙆