【愛知・名古屋】「口ゴボの歯列矯正歯科」｜ひらざわ矯正歯科クリニック

口ゴボは矯正治療で治る？

口ゴボの原因が「歯」に限局している場合は、矯正治療で治すことができます。
しかし、口ゴボの原因が歯でない場合は、矯正治療をしても口ゴボを治すことはできません。

口ゴボの原因は？

口ゴボの原因は、歯が原因の場合・骨が原因の場合・その他の原因など様々です。

歯が原因の場合

歯が前方に突出していると、唇が閉じにくく、力を入れて唇を閉じようとするため顎に梅干状のシワが入り、口ゴボの状態になります。
歯が原因の口ゴボは、上の歯だけが前に出ている場合と、上下の歯が前に出ている場合があります。原因が「歯」に限局していれば、矯正治療で歯並びを後ろにバックすることで口ゴボの改善が期待できます。

口ゴボの矯正治療法

歯が原因の口ゴボは以下の矯正治療法で改善が見られます。

ワイヤー矯正

歯1つ1つにブラケットという装置を装着し、そのブラケットに通したワイヤーの力で歯を動かしていきます。口ゴボの矯正治療は、歯を後ろに下げる必要があるため、抜歯が必要になる可能性が高いです。

歯並びや骨格の状態によっては、抜歯せずに歯並び全体を後ろに下げて口ゴボを改善できる場合もありますが、下げる量には限界があるため細かい診断が必要です。

ワイヤー矯正には表側装置と裏側装置があり、装置の見た目を気にされる方は見えにくい裏側矯正を選択することもできますが、裏側矯正は専門的な技術と知識が必要なため対応できる医院があまり多くはありません。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正装置はアライナーを交換しながら少しずつ歯を動かしていきます。

透明で目立ちにくく、取り外しもできるため、装置の見た目を気にされる方や虫歯・歯周病のリスクが心配な方には非常にメリットのある装置です。

しかし、抜歯が必要な口ゴボの矯正治療は、比較的大きく歯を動かす必要があるため、ゆっくりと歯を動かすマウスピース型矯正装置はワイヤー矯正治療よりも期間が長くかかってしまう可能性があります。

口ゴボの矯正治療にかかる費用

最もポピュラーな表側ワイヤー矯正装置は約60〜100万円が相場です。高度な技術が必要な裏側ワイヤー矯正装置、マウスピース型矯正装置は、それぞれ約90〜150万円が相場です。

骨が原因の口ゴボでも、「顎変形症」と診断された場合は矯正治療、外科手術が保険適応となります。保険適応された場合の費用は、矯正治療が平均40〜50万円前後、外科手術が平均40万円前後かかります。（3割負担の場合）

ただし、厚生労働大臣から顎口腔機能診断施設・指定自立支援医療機関として指定・認定を受けている医院でのみ保険適用での矯正治療が可能ですので注意しましょう。

口ゴボの矯正治療にかかる期間

口ゴボの矯正治療は、抜歯が必要になる可能性が高いため、治療期間が長くなる傾向があります。ワイヤー矯正は平均2〜3年と言われていますが、歯をゆっくり動かすマウスピース型矯正装置による治療はそれよりも長くかかってしまうかもしれません。

もしも、矯正治療と併せて外科手術を行なった場合、治療期間は約2〜3年、保定期間まで合わせると約4〜6年かかります。

外科手術は、術前・術後も矯正治療が必要であったり、かみ合わせの経過なども観察したりする必要があるため、通常の矯正治療よりも治療期間は長くなる傾向があります。