
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
部分矯正の落とし穴、後戻りしやすい理由🤔☝️
2025年07月28日
〜見た目だけ整えて噛み合わせを無視するとどうなる?〜
「前歯だけキレイにしたい」「短期間で目立つ部分だけ直したい」という声は多く、部分矯正(前歯のみの矯正)を選ぶ方が増えています。
ですが、「部分矯正は後戻りしやすい」という落とし穴があるのをご存じでしょうか?
その理由は、噛み合わせを無視した治療計画にあります。

なぜ部分矯正は後戻りしやすい?🤔
1. 奥歯の噛み合わせが変わらない
前歯だけを動かしても、奥歯の位置やかみ合わせが変わらないため、前歯が安定しない。
力のかかり方が不均等になり、数年で歯列が崩れるリスクが高まります。
2. 歯を並べる“スペース不足”の問題
スペースを作らずに前歯を無理やり並べると、歯が外側に傾く→後戻りの原因に。
3. 奥歯と上下のバランスが取れない
噛み合わせ全体を考えないと、噛み締め時に力が一部の歯に集中し、再び歯列が乱れやすくなります。
部分矯正でも成功しやすいケース✨
軽度のガタつき(前歯の少しのデコボコ)
かみ合わせがすでに良い人
リテーナーをしっかり使える人
部分矯正は“見た目重視”のため、噛み合わせに問題がある方には不向きです。

かみ合わせを無視するとどうなる?⚠️
数年で歯並びが元に戻る(リテーナーが外せない)。
奥歯への負担が増え、顎関節症を引き起こすことも。
見た目は整っても、噛む力や歯の健康を損なう可能性がある。
失敗しないためのポイント💡
全体矯正との比較を受けること
前歯だけでなく奥歯のかみ合わせも診断してもらうこと
「なぜその歯並びになったか」を分析し、根本原因を治す
まとめ📝
部分矯正は「短期間・低コスト」で魅力的ですが、長期的に安定させるには噛み合わせの考慮が不可欠です。
「見た目だけ整える」矯正には後戻りのリスクがつきもの。
後悔しないためにも、専門医と十分に相談し、全体矯正も含めて検討することが大切です😊✨
参考文献📚
Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics. Mosby, 2018.
Little RM. “Stability and relapse of dental arch alignment.” Br J Orthod. 1990.
Thilander B. “Orthodontic relapse versus natural development.” Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2000.
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