
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
歯ぎしりと食いしばりの対処法
2023年07月14日
【歯ぎしりと食いしばりの対処法】
〇歯ぎしりと食いしばりが起こすトラブル
歯ぎしりによって歯にかかる負担は50~100キログラム。
矯正で歯を動かす力は数~300グラム。
歯ぎしりはもの凄い力で歯に負担をかけています。
・歯がすり減る
歯の表面にあるエナメル質が削られてしまう
・詰め物が割れる、取れる
・顎関節症
顎関節にかかる負担が大きい
・頭痛、肩こり
顎を動かす筋肉(側頭筋)が緊張状態なるため
・歯並びが悪くなる
歯の大きさ、向きが変わったり、歯が移動してしまうため
など様々なトラブルが起きてしまいます😞
〇歯ぎしりと食いしばりの原因
ストレスや飲酒との関係、といわれていますが
歯並びが悪い、噛み合わせが不安定になっていることで
ストレスを感じ歯ぎしりをしやすくなります。
〇食いしばり、歯ぎしりの治療
・スプリント治療
ナイトガードというマウスピースを
睡眠時に使用し、顎の関節にかかる負担を軽減する。
歯の擦り減りを防ぎます。
・ボットクス治療
ボットクスを咬筋に注入し、筋肉の活動自体を緩める
・矯正治療
歯並びを改善し、嚙み合わせが改善することで
歯にかかる負担を最小限にする
正しく嚙み合わせることでストレスを感じにくなり
歯ぎしり食いしばりの一因を除去できる
・日常の意識
何かに集中する時に上下の歯を嚙み合わせてしまう方は
意識して唇を閉じた状態でも上下の歯は噛み合わないように心がけましょう!
また、顎に手をおいて頬杖をつくことで食いしばりに繋がるので控えましょう!
お悩みの方は一度、ご相談ください😌🦷
紹介させていただいた3つの治療法ですが
ボトックスについては次回の投稿でお話します。