
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
歯ぐきが下がったらどうする? 原因と対処法を歯科医が解説
2026年04月10日
「歯ぐきが下がってきた気がする…」
「歯が長く見えるのは大丈夫?」
このようなお悩みはとても多く、特に矯正後や大人の方に増えてきます。
結論から言うと、
歯ぐきが下がる(歯肉退縮)はよくある現象ですが、放置はおすすめできません。
歯ぐきが下がるとは?

歯ぐきが下がるとは、
・歯の根元が見えてくる
・歯が長く見える
・すき間が目立つ
といった状態です。
専門的には「歯肉退縮」と呼ばれます。
主な原因
① 強すぎる歯みがき
最も多い原因のひとつです。
・ゴシゴシ強く磨く
・硬い歯ブラシを使う
これにより、歯ぐきが少しずつ下がっていきます。
② 歯周病
歯周病が進行すると、
・歯ぐきが下がる
・骨が減る
といった変化が起こります。
③ 矯正治療の影響
矯正で歯が動くことで、
・歯ぐきが薄い部分
・骨が薄い部分
では、歯ぐきが下がって見えることがあります。
④ 噛み合わせやクセ
・強い噛みしめ
・歯ぎしり
・片側噛み
なども、歯ぐきに負担をかける原因になります。
放置するとどうなる?
歯ぐきが下がると、
・知覚過敏(しみる)
・虫歯リスク増加
・見た目の変化
につながります。
対処法
状態によって対応は異なります。
軽度の場合
・やさしいブラッシングに変更
・歯ブラシの見直し
・定期クリーニング
中等度以上
・歯周病治療
・噛み合わせ調整
重度の場合
・歯肉移植(歯ぐきの再生治療)
といった選択肢もあります。
予防が一番大切
歯ぐきは一度下がると、自然には戻りません。
そのため、
・正しい歯みがき
・定期検診
・早期発見
がとても重要です。
まとめ
歯ぐきが下がった場合、
放置せず原因に応じた対応が必要です。
特に、
・歯みがきの仕方
・歯周病
・噛み合わせ
は大きく関係します。
違和感がある場合は、
早めに歯科医院でチェックを受けることをおすすめします🦷
📚参考文献
- Proffit WR, Fields HW. Contemporary Orthodontics
- 日本歯周病学会「歯周病治療ガイドライン」
- American Academy of Periodontology Guidelines









