
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
マウスピース矯正は歯ぎしりにもいい? ― 矯正しながら歯を守れるって本当? ― 🦷✨
2026年02月21日
「歯ぎしりがあるけど、マウスピース矯正って大丈夫ですか?」
「逆に歯ぎしりの予防になりますか?」
矯正相談で、実はとても多い質問です。
結論から言うと
👉 マウスピース矯正は、歯ぎしりや食いしばりから歯を守る効果が期待できる場合があります。
ただし、“治療になる”わけではないので、その違いも含めて解説します🙂
そもそも歯ぎしりってなぜ起きる? 😬
歯ぎしり(ブラキシズム)は、
ストレス
睡眠中の筋肉活動
噛み合わせの影響
姿勢や呼吸
など、いくつもの要因が関係しています。
自覚がない人も多く、朝起きたときに
あごがだるい
歯がしみる
頭痛や肩こりがある
こうした症状で気づくケースも少なくありません。
マウスピース矯正が歯を守る理由 🛡️

マウスピース矯正(アライナー)は、歯全体を覆う装置です。
そのため装着している間は、
✔ 歯と歯が直接こすれない
✔ 強い接触をやわらげる
✔ 歯のすり減りを防ぐ
という効果があります。
これは、夜間に使用する「ナイトガード」と似た働きです。
つまり、
歯ぎしりの力を分散し、歯へのダメージを減らす役割が期待できます。
ただし「歯ぎしりが治る」わけではない ⚠️
ここはとても大切なポイントです。
マウスピース矯正は、
❌ 歯ぎしりの原因そのものを治す治療ではありません。
筋肉や脳の反応によるものなので、
装置をつけても歯ぎしり自体が完全に消えるわけではありません。
ただ、
👉 歯が欠ける
👉 詰め物が割れる
👉 歯が削れる
こうしたリスクを減らすことはできます。
歯ぎしりがある人こそ注意したいこと 🧠
歯ぎしりが強い方の場合、
アライナーが割れる
摩耗が早い
アタッチメントが外れる
ことがあります。
そのため、
✔ 使用状況のチェック
✔ 交換間隔の調整
✔ 必要に応じた追加対策
などを行いながら進めることが大切です。
矯正医に「歯ぎしりがあります」と伝えておくと安心です🙂
噛み合わせが整うと楽になる人も 🌱
矯正治療によって、
噛み合わせのバランスが整う
一部の歯だけに負担が集中しなくなる
こうした変化が起こると、
結果として歯ぎしりによる症状が軽くなる人もいます。
ただし個人差があるため、
「必ず改善する」とは言い切れません。
まとめ ✍️
マウスピース矯正は、
🦷 歯を覆うことでダメージを軽減できる
🛡️ 歯ぎしりによる摩耗を防ぎやすい
🌱 噛み合わせ改善で症状が楽になる場合もある
というメリットがあります。
歯ぎしりがある方ほど、
歯を守りながら矯正できる治療法とも言えます。
気になる症状がある場合は、遠慮なく相談してみてくださいね🙂
参考文献 📚
Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics. Elsevier.
Lobbezoo F et al. Bruxism defined and graded. J Oral Rehabil.
Manfredini D et al. Management of bruxism. J Oral Rehabil.
Rossini G et al. Clear aligners efficacy and biomechanics. Angle Orthod










