
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
顎関節症とは?顎が痛い・口が開かない原因をやさしく解説
2026年02月6日
「口を開けると顎が痛い」
「カクカク音がする」
「大きく口が開かない」
こんな症状がある方は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症は珍しい病気ではなく、
実は日本人の2人に1人が一度は経験するとも言われている、とても身近なトラブルです。
顎関節症ってどんな状態?

顎関節症とは、
顎の関節や、その周囲の筋肉に負担がかかって起こる不調の総称です。
顎の関節は、
口を開ける
食べる
話す
あくびをする
といった日常動作のたびに使われています。
この関節や筋肉に無理がかかると、
痛み・動かしにくさ・音といった症状が出てきます。
よくある症状
顎関節症の症状は人によってさまざまですが、代表的なのは👇
口を開けると顎が痛い
顎を動かすと「カクッ」「ジャリッ」と音がする
口が指2本分くらいしか開かない
食事中に顎がだるくなる
こめかみ・耳の前あたりが痛い
頭痛や肩こりを伴うことがある
「歯が原因だと思っていたら、実は顎だった」というケースも少なくありません。
なぜ顎関節症になるの?
原因はひとつではなく、複数が重なって起こることが多いです。
よくある原因
歯ぎしり・食いしばり
噛みグセ(片側ばかりで噛む)
ストレス
姿勢の悪さ(猫背・スマホ首)
噛み合わせの乱れ
矯正治療中・治療後の一時的な負担

特に最近は、
無意識の食いしばり+スマホ姿勢が引き金になる方がとても増えています。
放っておいても大丈夫?
「そのうち治るかな…」と様子を見る方も多いですが、注意が必要です⚠️
軽い症状なら自然に落ち着くこともありますが、
放置すると👇
痛みが慢性化する
口が開きにくい状態が固定される
食事がつらくなる
頭痛・肩こりが悪化する
といったケースもあります。
早めに原因を整理して、負担を減らすことが大切です。
顎関節症の治療って何をするの?
顎関節症の治療は、手術ではなく保存的治療が基本です。
主な治療・対応
顎に負担をかけない生活指導
マウスピース(スプリント)治療
噛み合わせの確認・調整
必要に応じて矯正治療の検討
「とにかく安静」ではなく、
原因に合わせて負担を減らすのがポイントです。
こんな方は一度相談を
顎の痛みが2週間以上続いている
口が開きにくく、日常生活に支障がある
矯正中・矯正後で顎がつらくなった
歯は問題ないと言われたけど症状が残る
顎関節症は、歯・噛み合わせ・筋肉・生活習慣すべてが関係します。
自己判断せず、気軽に相談してみてくださいね。
まとめ
顎関節症は、
✔ 特別な病気ではない
✔ 早めの対応で改善しやすい
✔ 我慢し続ける必要はない
というのが大切なポイントです。
「顎が痛いのは仕方ない」と思わず、
気になる症状があれば、ぜひ一度チェックしてみてください😊
参考文献
日本顎関節学会:顎関節症診療ガイドライン
Okeson JP. Management of Temporomandibular Disorders and Occlusion. Elsevier
日本歯科医師会:顎関節症について









