
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
ワイヤー矯正では難しかった“奥歯の後ろへの移動” 実はアライナー矯正(インビザライン)なら可能なんです!
2025年09月28日
「歯を動かす」と聞くと、前に出したり、隙間を埋めたりするイメージを持たれる方が多いと思います。
でも実は、“奥歯を後ろに動かす(遠心移動)”という高度な動きが、矯正治療では重要な役割を果たすことがあるんです🦷
🧷従来のワイヤー矯正では、この遠心移動はかなり難易度が高いものでした。
その理由は…
🔧ワイヤー矯正で“奥歯を後ろに動かす”のが難しい理由

ワイヤーは前方への力をかけやすいが、後方への制御がしにくい
摩擦や歯列全体の連動性によって、不要な場所も動いてしまうリスク
固定源(アンカー)の確保が難しくなる
👉ワイヤー矯正では「抜歯して前歯を引っ込める」治療が主流でした。
🦷アライナー矯正なら“計画的な後方移動”がしやすい!

一方で、アライナー(インビザラインなど)では、
歯1本ずつに力の方向を正確に設計できる
摩擦が少ない構造なので遠心移動に有利
3D計画で、奥歯を1歯ずつ順番に後ろに動かすようなプランもOK
さらに、患者さんの口腔内条件がそろえば、抜歯をせずに歯を並べる選択肢にもなります🙆♀️
💡こんなときに「遠心移動」は活躍!
前歯の突出感をなくしたいけど、できれば抜歯は避けたい
奥歯のスペースを使って歯列を後方へシフトさせたい
矯正治療と同時に親知らずを抜いたスペースを有効活用したい
📝注意点もあるよ!
もちろん、
骨の厚みや親知らずの位置
アライナーの装着時間
ゴムかけ(クラスⅡエラスティック)の協力
などが必要になるケースもあるので、全員に適応できるとは限りません⚠️
カウンセリングのご予約はLINEからどうぞ🦷









