
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
🫢口呼吸と歯並びの深〜い関係
2025年09月26日
「お口ポカン」が、歯並びに与える意外な影響とは?
😮 そもそも「口呼吸」って悪いの?

私たち人間は、基本的に鼻呼吸が自然なスタイル。
でも、風邪やアレルギー、習慣などで常に口で呼吸してしまう人が増えています。
とくにお子さんの場合、「お口がポカンと開いている状態」が続いていると要注意!
🦷 口呼吸が引き起こす“歯並びの乱れ”
口呼吸を続けると、歯並びやあごの発達にこんな影響が👇
1️⃣ 舌の位置が下がる
→ 正しい舌の位置は上あご。でも、口呼吸だと舌が下に落ちてしまい、上あごの発育がうまくいかない。
2️⃣ 唇でのサポートがない
→ 常に口が開いていると、前歯を支える唇の力が弱まり、出っ歯やすきっ歯に。
3️⃣ あごが細く、狭くなる
→ 上あごの横幅が育たないため、歯が並ぶスペースが不足。ガタガタ歯並びになりやすい。
👶 子どもの頃からのクセが大人の歯並びにも
「小さい頃から口が開いてるな…」
「鼻が詰まりやすい」
そんなお子さんは口呼吸による歯並びへの影響を受けやすい傾向があります。
矯正相談に来られる患者さんでも、舌癖や口呼吸が原因で歯が出てきた・ずれてきたという方は少なくありません。
🩺 当院での対応:口腔習癖もチェックします!
名古屋西矯正歯科クリニックでは、単に見た目の歯並びだけでなく、
✅ 舌の位置
✅ 口の開き方
✅ 鼻づまりの有無
✅ 呼吸の仕方
…など、口腔習癖も総合的に確認してから矯正プランを立てます。
🧑⚕️ まとめ:歯並びを守るには“呼吸”から見直そう
「矯正で整えても、またズレてきた…」
「なんでこんなに出っ歯になるの?」
そんな方は、もしかしたら口呼吸や舌のクセが影響しているかもしれません。
口腔内のクセを一緒に見直すことで、より長く安定した歯並びを保てるようになります😊
📱無料カウンセリング受付中!
「口が開いてるのが気になる」
「子どものクセが心配」
そんな方はお気軽にご相談ください👇
🖼️ イラスト付き(口呼吸と歯並びの関係)
こちらが今回のテーマに合わせたシンプルな図です👇
📚 参考文献(PubMed)
Harari D, Redlich M, Miri S, Hamud T, Gross M. The effect of mouth breathing versus nasal breathing on dentofacial and craniofacial development in orthodontic patients. Laryngoscope. 2010. PubMed:20564636
Souki BQ, Pimenta GB, Souki MQ, Franco LP, Becker HM, Pinto JA. Prevalence of malocclusion among mouth breathing children: do expectations meet reality? Int J Pediatr Otorhinolaryngol. 2009. PubMed:19101050









