
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
アタッチメントってなんでつけるの?見た目は大丈夫?
2025年07月29日
〜インビザライン矯正の“白いポチポチ”の正体と役割〜
インビザラインなどのマウスピース矯正を始めると、
歯の表面に小さな白い突起のようなものがつけられることがあります。
鏡を見て「え?これなに?目立つんじゃない?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
この突起の正体は、「アタッチメント」と呼ばれる矯正専用の補助装置。
小さくて地味に見えるかもしれませんが、
実はマウスピース矯正の効果を最大限に引き出すために欠かせない重要パーツなのです。
本記事では、そんなアタッチメントの役割や見た目への影響、
よくある疑問まで、わかりやすく解説します。
🦷 アタッチメントって何?

アタッチメントとは、歯の表面にレジンという歯科用プラスチックを使って装着する小さな突起です。
マウスピース矯正では、透明の装置(アライナー)で歯を少しずつ動かしていきますが、アライナー単体ではどうしても力がかかりにくい動きがあります。
たとえば、
歯の回転
奥歯を引っ張り出す(挺出)
歯の傾きを変える
といった複雑な歯の動きです。
そこで活躍するのがこのアタッチメント。
歯に“取っかかり”を作ることで、アライナーが歯にしっかり密着し、効率的かつ計画通りに歯を動かすためのガイドとなります。
💡 アタッチメントがないとどうなる?
一見シンプルな透明マウスピースですが、アタッチメントなしでは対応できない動きが多いのが現実です。
とくに回転や圧下(歯を沈める動き)など、力のコントロールが難しい場面では、アタッチメントがあるかないかで治療の正確さが大きく変わると言われています。
また、アタッチメントがあることで
✅ アライナーがズレにくくなる
✅ 歯の移動が計画より早く進むこともある
✅ リファインメント(やり直し)を減らせる可能性も
つまり、治療の質やスピードにも直結する大切なパーツなんです。
👀 見た目は?目立たない?

患者さんが最も気にされるのが、「この白い突起、見た目は大丈夫なの?」という点。
結論から言うと、思っているより目立ちません✨
アタッチメントは歯に近い色のレジンで作られており、基本的に正面から見ていてもほとんどわかりません。
ただし、光の反射や唇の動きによって一瞬見えることはあります。
目立つことが不安な方は、事前に「目立ちにくい位置にしてほしい」と相談することも可能です。
※全体的に歯を動かす必要がある場合は、見た目より機能優先になることもあるため、担当医とバランスを話し合うのが大事です。
🙋♀️ よくある質問Q&A
Q. 食べたり飲んだりするときに取れませんか?
→ 通常の食事では問題ありませんが、硬いもの(氷、せんべい、フランスパンなど)を前歯でかじるのはNG。アタッチメントが欠けたり取れたりする原因になります。
Q. 取れた場合はどうすれば?
→ 放置せず、早めに歯科医院で付け直してもらいましょう。取れたまま装着を続けると、アライナーが正しく機能しない可能性があります。
Q. 治療後はどうなるの?
→ 矯正終了後にはきれいに研磨・除去されます。元の歯の表面とほとんど見分けがつかない状態に戻るので、安心してOKです。
📌 アタッチメントと上手に付き合うポイント
装着後2~3日は違和感があるけど、すぐに慣れます
マウスピースの装着・取り外しはゆっくり丁寧に(引っかけて取れることがあるため)
取れた・欠けた場合はすぐに連絡!
見た目が心配な場合は事前に相談を😊
✅ まとめ
アタッチメントは、マウスピース矯正の成功を大きく左右する小さくて大切な主役級パーツです。
最初は見慣れないかもしれませんが、ほとんど目立たず、装置の性能をしっかり発揮するために必要不可欠。
気になることがあれば、遠慮せず担当医に相談して、納得した上で進めていきましょう🦷✨
📚 参考文献
Kravitz ND, et al. “How well does Invisalign work?” Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2009.
Houle JP, et al. “The predictability of orthodontic tooth movement with aligners.” Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2017.
Baldwin DK, et al. “Attachment design for clear aligners.” J World Fed Orthod. 2015.
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