
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
「診断」ってなにをするの?矯正治療の前に欠かせない大切なステップ
2025年07月6日
矯正治療を考えはじめると、よく耳にする言葉があります。
それが「診断」。
「無料カウンセリングのあと、診断を受けてから治療方針を決めます」
「診断結果をもとに治療計画を作ります」
……でも、これって一体なにをするの?
レントゲン撮るだけ?話を聞くだけ?
今回は、そんな「矯正治療の診断とはなにか?」を、やさしく解説します。

✅診断とは、「オーダーメイドの治療設計」をつくるための準備
矯正治療の「診断」は、ただレントゲンを見るだけではありません。
これは、あなたのお口の状態・骨格・希望に合わせて、“治療設計図”を作るための大切なステップです。
🔍診断で行うこと(クリニックにより異なります)
① お口の中・顔まわりの写真撮影
歯並びや咬み合わせ、笑ったときの印象までしっかり記録します。
② レントゲン(セファロ・パノラマなど)
歯の根の位置、顎の骨の角度、上下のバランスなどを把握します。
③ 歯型(3Dスキャン or 印象)
マウスピース矯正をする場合は治療用のシミュレーション作成にも使われます。
④ 問診・希望のヒアリング
見た目の希望、気になるところ、ライフスタイルなどを丁寧に伺います。
🧠診断で何がわかるの?
抜歯が必要かどうか
治療にかかる期間の目安
インビザラインで可能か、ワイヤーが適切か
上下のバランスや顔立ちとの相性
治療後の見た目の変化の予測
などなど、あなたにとってベストな治療方法を判断するための情報が集まります。
📝診断後に「治療計画書」が作られる
診断が終わると、医師が分析・設計を行い、
後日、治療方針や流れ、費用について説明される「診断結果のご報告(治療説明)」があります。
ここで初めて、
✅ どんな装置を使うか
✅ どこをどう動かすか
✅ 何に注意が必要か
などが明らかになります。
💬無料相談とどう違うの?
| 比較項目 | 無料カウンセリング | 診断 |
|---|---|---|
| 費用 | 無料(0円) | 有料 |
| 内容 | 写真・相談・説明 | レントゲン・分析・設計 |
| 精度 | あくまで「仮の説明」 | 本格的な「治療計画」 |
🧩「診断を受けてから決める」でもOK!
診断は、治療を始めるためのスタートラインではありますが、必ず契約しなければならないものではありません。
実際に、
他のクリニックと比べてみたい
ワイヤーとマウスピース、どっちがいいか再検討したい
少し時間をおいて考えたい
という方も多くいらっしゃいます。
📚参考文献
Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics, 6th ed. Elsevier, 2018.
山下善弘(2019).『矯正歯科治療の臨床と設計』医歯薬出版.
井上裕之(2020).「セファロ分析による矯正治療計画の立案」日本矯正歯科学会誌.
✨まとめ
診断とは、あなたに合わせた「治療設計図」をつくる、大事な一歩。
写真やレントゲン、歯型などをもとに、本当に必要な治療を見極めて、ムダなく・無理なく進めていくための準備です。
気になることがあれば、遠慮なくご相談くださいね😊









