
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
エアコンで乾燥?夏の口腔トラブルと矯正治療の注意点💨
2025年05月19日
「最近、口の中が乾く気がする…」
「マウスピースをつけていると、なんとなく口臭が気になる…」
このような声が、夏になると増えてきます。
実はその原因、エアコンによる“乾燥”かもしれません。
特にマウスピース矯正中の方にとって、お口の乾燥は意外な落とし穴。
今回は、夏の乾燥トラブルが矯正中の口腔内環境にどのような影響を与えるのか、
そして対策方法を詳しくご紹介します。
💡なぜ夏は「乾燥」に要注意?
夏は汗をかく季節だから、むしろ「乾燥」とは無縁のように思われがちです。
しかし実際には、オフィスや自宅でエアコンを長時間使用することによって、
空気中の湿度が下がり、体も口の中も乾燥しやすくなっているのです。
特に、睡眠中もエアコンを使用する人は要注意。
知らないうちに口呼吸になっていることが多く、
寝ている間に口の中がカラカラに乾いてしまうケースが増えています。
このような状態が続くと、以下のようなトラブルにつながることがあります:
唾液量の減少により細菌が繁殖しやすくなる
マウスピース内が不衛生になりやすい
口臭やネバつきを感じやすくなる
虫歯や歯周病のリスクが上昇する
つまり、夏は矯正中の方にとって、口腔内の環境が悪化しやすい季節なのです。
🦷矯正中でも快適に!乾燥を防ぐ4つの対策
✅ 1. こまめな水分補給を習慣に(できればお水で!)
喉の渇きを感じる前に、こまめに水分をとる習慣をつけましょう。
ジュースやスポーツドリンクは糖分が多く、虫歯リスクを高めるため、
基本的には水やカフェインレスのお茶がオススメです。
✅ 2. マウスピースは毎日しっかり洗浄&乾燥
マウスピースの内側は、菌が繁殖しやすい場所です。
夏場は特に、1日1回以上の洗浄と、乾燥した状態で保管することが重要になります。
週に1~2回は専用の洗浄剤を使用して、ニオイやヌメリをリセットするのが理想的です🧼


✅ 3. 寝室の湿度対策を忘れずに
寝ている間の乾燥を防ぐために、加湿器の使用や濡れタオルを置くといった湿度対策が効果的です。
また、鼻呼吸を促すトレーニングを行うことで、寝ている間の口呼吸を改善しやすくなります。
✅ 4. 就寝時の「口テープ」も選択肢のひとつ
どうしても口が開いてしまう方には、「口閉じテープ」を使うのも一つの方法です。
口が閉じることで乾燥を防ぎ、朝起きたときの口臭やネバつきの軽減が期待できます。
(※医師に相談のうえ、安全に使用してください)
📌まとめ:夏こそ“うるおいケア”で快適に矯正治療を!
マウスピース矯正は、目立ちにくく、自分のペースで治療を進められるメリットがありますが、
衛生面の管理がとても重要です。
特に夏は、乾燥と菌の繁殖が進みやすいため、普段以上のケア意識が求められます。
ちょっとした習慣の積み重ねで、口腔内の環境は大きく変わります。
矯正中も快適に、そして健康に美しい歯並びを目指すために、
ぜひ今回ご紹介したケア方法を取り入れてみてくださいね🌿

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📚参考文献
Tenovuo, J. (2002). Salivary parameters of relevance for assessing caries activity in individuals and populations. Community Dentistry and Oral Epidemiology, 25(S1), 82–86.
Vandenberghe, B., Jacobs, R., & Bosmans, H. (2019). Dry mouth and oral health: Prevalence, causes, and consequences. Journal of Dentistry, 89, 103190.
Scully, C. (2003). Drug effects on salivary glands: dry mouth. Oral Diseases, 9(4), 165–176.









