
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
神経を取った歯(失活歯)でも矯正できる? 動きにくい?リスクはある?
2026年04月27日
「神経を取った歯でも矯正できますか?」
「差し歯や被せ物があるけど大丈夫?」
このようなご相談はとても多いです。
結論から言うと、
神経を取った歯(失活歯)でも矯正は可能です。
ただし、
普通の歯とは少し違う注意点があります👨⚕️

失活歯とは?
失活歯とは、
虫歯や外傷などによって
歯の神経(歯髄)を取った歯のことです。
一般的には、
・根管治療をした歯
・差し歯になっている歯
・被せ物が入っている歯
などが該当します👍
神経がなくても歯は動く?
答えは
はい、動きます✔
矯正で歯が動くのは、
歯の神経ではなく
歯の周りにある骨と歯根膜
が関係しているためです。
そのため、
神経がなくても
歯自体は問題なく動かせます☺
注意点① 歯が弱くなっていることがある
失活歯は、
神経がある歯に比べて
・割れやすい
・ヒビが入りやすい
傾向があります。
そのため、
強い力をかけすぎないことが大切です💡
注意点② 根の状態を確認する必要がある
過去の根管治療の状態によっては、
・根の先に炎症がある
・感染が残っている
ことがあります。
この場合は、
矯正の前に治療が必要になることもあります👨⚕️
注意点③ 歯根吸収の確認

矯正中は、
もともと歯の根が短い場合や
失活歯では
歯根吸収(根が短くなること)
に注意が必要です。
定期的なレントゲン確認が重要です😞
被せ物や差し歯でも大丈夫?
基本的には可能です。
ただし、
・被せ物が外れやすい
・古い差し歯の再治療が必要
になることもあります。
事前の診断が大切です。
まとめ
神経を取った歯でも、
矯正治療は十分可能です。
ただし、
・歯の強度
・根の状態
・被せ物の状態
をしっかり確認しながら進める必要があります。
大切なのは、
「神経があるかどうか」よりも
今その歯が健康に機能しているかです🦷✨
📚参考文献
- Proffit WR, Fields HW. Contemporary Orthodontics
- Andreasen JO. Root resorption after orthodontic treatment
- 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療ガイドライン」









