
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
歯が動きやすい人・動きにくい人 矯正のスピードに差が出る理由とは?
2026年04月18日
「同じ時期に始めたのに、あの人の方が早い気がする…」
「自分は歯が動きにくいの?」
矯正治療では、
歯の動き方に個人差があります。
結論としては、
体質・習慣・治療条件の違いによって差が出ます🦷
歯が動く仕組み

歯は単純に押されて動くわけではなく、
・骨が吸収される
・新しく骨ができる
という「骨の代謝(リモデリング)」によって移動します。
そのため、
体の状態によってスピードが変わります🌿
歯が動きやすい人の特徴
① 若年層(成長期〜若い成人)
骨の代謝が活発なため、
歯がスムーズに動きやすい傾向があります。
② 装着時間を守れる人(マウスピース)
マウスピース矯正では、
・1日20〜22時間装着
ができている人ほど、
計画通りに進みやすくなります👀
③ チューイーや装着状態が良い人
マウスピースがしっかりフィットしていると、
力が正しく伝わりやすくなります✨
④ 口のクセが少ない人
・舌で歯を押さない
・片側噛みがない
といった方は、歯の動きを邪魔する要因が少ないです。

歯が動きにくい人の特徴
① 年齢が高い
年齢が上がると骨の代謝がゆるやかになり、
歯の移動に時間がかかることがあります。
② 装着時間が足りない
特にマウスピース矯正では、
・つけ忘れ
・外している時間が長い
ことで、歯が動きにくくなります。
③ 噛みしめ・歯ぎしりが強い
強い力が常にかかることで、
・歯の移動が妨げられる
・計画通りに動かない
ことがあります。
④ 歯や骨の状態
・骨が硬い
・歯の根が長い
・過去に治療歴がある
といった場合も、動きにくくなることがあります🦷
⑤ 治療計画とのズレ
マウスピースが合っていない状態で進めると、
・歯が思うように動かない
・修正(リファイメント)が増える
ことがあります😱
まとめ
歯が動きやすいかどうかは、
・年齢
・体質
・生活習慣
・治療の使い方
によって変わります。
ただし、
多くの場合は“正しい使い方”で改善できます。
そのため、
装着時間や指示を守ることがとても重要です。
📚参考文献
- Proffit WR, Fields HW. Contemporary Orthodontics
- Krishnan V, Davidovitch Z. Cellular and molecular biology of orthodontic tooth movement
- 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療ガイドライン」









