
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
受け口は遺伝する?親が受け口だと子どももなる?矯正専門医が解説✨
2026年03月2日
「私が受け口だから、子どもも同じになるのでは…」
実際に保護者の方から非常によくいただく質問です。
結論からいうと、
👉 受け口(反対咬合)は“遺伝の影響を受けることがある”
ただし、
👉 必ず遺伝するわけではありません。
遺伝と生活習慣、どちらも関係しているのが特徴です。
今回は、子どもの受け口と遺伝の関係について分かりやすく解説します。
そもそも受け口(反対咬合)とは?
受け口とは、
👉 下の歯が上の歯より前に出ている状態
のこと。
見た目だけでなく、
・噛みにくい
・発音への影響
・顎の成長バランス
にも関係します。
受け口はどこまで遺伝するの?

実は「歯並びそのもの」が遺伝するというより、
✔ 顎の大きさ
✔ 骨格の前後関係
✔ 成長パターン
が遺伝しやすいと言われています。
例えば、
・お父さん → 下顎が大きい
・お母さん → 上顎が小さい
こうした骨格の特徴を受け継ぐことで、反対咬合になりやすくなります。
骨格性反対咬合は遺伝傾向がある
特に注意が必要なのが、
👉 骨格性反対咬合(下顎が前に成長するタイプ)
です。
次のような場合は遺伝傾向が疑われます。
✔ 家族に受け口が多い
✔ 横顔で下顎が強く見える
✔ 幼児期から反対咬合
このタイプは成長とともに差が大きくなることがあります。
でも遺伝だけが原因じゃない
ここが大事です。
受け口は遺伝だけでは決まりません。
例えば、
・舌を前に出す癖(舌突出癖)
・口呼吸
・頬杖
・噛み癖
などの生活習慣も影響します。
つまり、
👉 遺伝+環境の両方が関係します。
親が受け口なら何歳で相談すればいい?
おすすめは、
👉 3〜6歳頃(乳歯列期)
です。
早い段階でチェックすることで、
✅ 成長誘導ができる
✅ 手術リスクを減らせる可能性
があります。
「まだ小さいから様子見」は、実はもったいない場合があります。
子どもの受け口は予防できる?
完全に予防することは難しいですが、
✔ 舌癖チェック
✔ 鼻呼吸の確認
✔ 姿勢の改善
などで悪化を防げる可能性があります。
まとめ|遺伝する可能性はある。でも早期チェックが大切
受け口は、
✔ 骨格の特徴は遺伝しやすい
✔ でも必ずなるわけではない
そして一番重要なのは、
👉 早く気づけば選択肢が増えること。
成長期は治療の大きなチャンスです。
無料カウンセリング受付中
「親が受け口だから心配」
「まだ治療しなくても相談だけしていい?」
もちろん大丈夫です。
成長段階を確認しながら丁寧にご説明します。
参考文献
Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics. 6th ed.
Graber LW et al. Orthodontics: Current Principles and Techniques.
日本矯正歯科学会 編「歯科矯正学」









