
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
🧑⚕️矯正治療って“医師の腕”で違うの?
2025年11月2日
〜同じマウスピースでも結果が変わるワケ〜
💬「インビザラインなら、どこでやっても同じでしょ?」
…そう思ってる方、実は多いんです。
でも現実は、同じマウスピース矯正でも「仕上がりが全然違う」ことがあるんです😳
その差を生むのが、まさに「医師の腕=治療計画の立て方」。
🔧装置はあくまで“道具”にすぎない
インビザラインや他のマウスピース矯正は、歯を動かす「設計図」=治療計画に沿って、1枚1枚のアライナーが作られます。
この設計図を作るのは、AIではなく医師です。

つまり、こういう差が出るんです👇
| 医師A | 医師B |
|---|---|
| 前歯を引っ込めすぎて、口元がのっぺり… | 骨格や顔貌に合った自然な引き下げ |
| 治療後にすきっ歯が残った | 緻密な最終ステージでピタッと閉じた |
| リテーナーが合わずに後戻り | 安定を見越した保定計画で定着 |
🎯ポイントは「治療計画」と「微調整力」
✔治療計画の設計力
歯を“どこに”“どの順番で”“どう動かすか”
抜歯の有無、IPRの適切な量
奥歯やかみ合わせのゴール設定
これを緻密に設計できる医師ほど、美しい&安定した仕上がりに。
✔治療中の判断と微調整
マウスピース矯正は「つけてるだけでOK」ではなく…
歯の動きが計画通りいかないときの追加アライナー対応
アタッチメントの貼り直し・調整
噛み合わせの最終調整(咬合調整)
これらの**途中の判断力が“腕の差”として出るポイント⚠**です。
🧠こんな視点で医院を選ぼう!
✅ マウスピース矯正の症例数が多いか?
✅ 「治療計画は医師が設計」と明記しているか?
✅ 過去のビフォーアフター症例が豊富か?
✅ 必要に応じてワイヤー矯正と併用できる体制があるか?
💬同じ矯正でも「差が出る」こと、知っておいて損なし!
「矯正は装置の性能より、“誰がどう動かすか”が命」
これはワイヤー矯正でも、マウスピース矯正でも共通です。
見た目も噛み合わせも、自分に合った計画で進められることが成功のカギ🔑
だからこそ、「どこで」「誰に」任せるかがとっても大切なんです😊
📚参考文献
Proffit WR, et al. Contemporary Orthodontics, 6th ed.
Kravitz ND et al. “How well does Invisalign work? A prospective clinical study.” J Dent Res, 2009.
Grünheid T et al. “Treatment effectiveness of Invisalign and traditional braces.” Angle Orthod, 2017.
「本当にこの治療方針でいいのかな?」と悩んだら、セカンドオピニオンもお気軽にどうぞ♪









