
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
🦷マウスピース矯正中の歯周病リスク
2025年09月30日
~“外せる装置”のメリットと落とし穴~
マウスピース矯正(インビザラインなど)は、透明で目立たず取り外し可能な点が大きな魅力です✨
でも実は、歯周病リスクに関しては注意が必要なんです。
「外せるから安心」と思っている方こそ、知っておきたいポイントを解説します。
① アライナーを長時間装着すると起きること
マウスピースは1日20時間以上の装着が基本⌛
そのため…
食後すぐに装着すると、プラークや細菌を“密閉”状態にしてしまう
唾液の自浄作用が妨げられ、細菌が繁殖しやすい
歯ぐきに炎症が起こり、歯周病リスクが上がる
👉つまり、長時間装着=歯周病リスク増加の一面があります⚡

② 取り外せるメリットも大きい!
一方でマウスピース矯正には、ワイヤー矯正にはないメリットも💡
外して歯磨き・フロスができる🪥
装置自体を洗浄できる🫧
食べ物が装置に絡まらない🍴
きちんと清掃できる方には、むしろ歯周病予防に有利になることもあります✨
③ 清掃が苦手な人は要注意!
問題は「外せるのに磨かない」「洗浄をさぼる」というケース😣
装置に細菌が付着して、そのまま口に戻す
夜間の清掃不足で歯肉炎が進行
気づいたときには歯ぐきの腫れ・出血が悪化
マウスピース矯正中は、セルフケアの徹底が治療成功のカギ🔑です。
④ 歯周病リスクを減らすポイント
食後は必ず歯磨き&フロスをしてから装着🪥
マウスピースは毎日洗浄(専用洗浄剤orぬるま湯)🫧
定期検診で歯ぐきチェックを受ける🦷
歯周病の既往がある方は、矯正前に必ず治療&コントロール
まとめ
マウスピース矯正は「外せるから歯周病に安心」ではなく、外せるからこそ自分のケア次第でリスクが変わる治療です。
正しい清掃習慣を身につければ、歯周病リスクを減らしながらきれいな歯並びを手に入れられます✨
📱無料カウンセリング受付中!
「歯周病があるけどマウスピース矯正できる?」と気になる方は、お気軽にご相談ください😊
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📚参考文献
Javed F, et al. Oral microbial colonization of clear aligners: a systematic review. Int J Dent Hyg. 2019;17(4): 323–332.
Levrini L, et al. Periodontal health status in patients treated with Invisalign® aligners or fixed orthodontic appliances: a cross-sectional study. Eur J Orthod. 2015;37(5): 508–512.
Rosvall MD, et al. Compliance and oral hygiene in orthodontic patients wearing clear aligners. Angle Orthod. 2009;79(4): 682–687.









