
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
【矯正】先欠の対処法👀
2025年09月22日
「先天的に歯が足りない(先欠歯)場合、その空いたスペースはどうするのが正解なの?」
矯正治療の中でも非常に多くの方が悩まれるこの問題🦷
答えは一つではありませんが、ケースごとに“埋める”か“閉じる”かを慎重に見極める必要があります👀
そもそも「先欠歯」とは?
永久歯がもともと存在しない状態を「先天性欠如(先欠)」といいます。
特に多いのが、上の側切歯(前歯の隣)や下の第二小臼歯の欠如です🤔
一見すると「乳歯がずっと残ってる」ように見えることもありますが、実はその下に永久歯がいないということも…。
「埋める」とは?(インプラント・ブリッジ)

欠損部分に人工的な歯を補う方法です💡
矯正治療によってスペースを整えた後、インプラントやブリッジを用いて機能や見た目を回復します。
✅メリット
噛み合わせや歯列のバランスを維持しやすい
顔貌や口元のプロファイルを変えすぎずに済む
健全な歯を無理に動かす必要がない
❗デメリット
将来インプラント手術が必要
成長期の患者には適応できない(インプラントは骨成長後)
「閉じる」とは?(矯正でスペースをなくす)
周囲の歯を矯正で動かして、隙間をなくす方法です。
前歯を後ろに送ったり、奥歯を前に引っ張ったりして閉じていきます😊
✅メリット
インプラント不要、将来のメンテナンスが少ない
歯並びの密度が高くなり、見た目が整いやすい
成長期でも可能
❗デメリット
横顔が引っ込みすぎることもある(特に前歯を下げた場合)
噛み合わせや笑顔のバランスが変わる可能性あり
判断ポイントは?
| 判断ポイント | 埋める(補綴) | 閉じる(矯正) |
|---|---|---|
| 顔貌バランス | 変えたくない | 少し変えてもOK |
| 年齢 | 成長終了後 | 成長期でもOK |
| 骨の量 | 足りることが前提 | |
| 他の歯の位置 | 良好ならそのまま | 歯列がガタガタなら有利 |
👉 個人の骨格・歯列・希望によって変わるため、
必ずCTなどでしっかり診断し、長期的な視点で判断します。
まとめ|どっちがいいかは「総合判断」
「先欠のスペースはどうするか?」というのは、
一見シンプルな問いでも、見た目・かみ合わせ・将来性など多くの要素を含むテーマです💁♀️
当院では、矯正単体ではなく、補綴(インプラントなど)も視野に入れた包括的な治療計画をご提案しています。
迷ったら、ぜひお気軽にご相談ください🦷
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📚参考文献
Baccetti T, et al. Early treatment of dental anomalies. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2007.
Kokich VG. Managing Congenitally Missing Lateral Incisors. JADA. 2000.
Rosa M, Zachrisson BU. The space-closure alternative for missing maxillary lateral incisors: an update. J Clin Orthod. 2010.









