
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
マウスピース矯正における患者さんができるアンフィットのリカバリーについて😁
2025年04月4日
マウスピース矯正は、透明で目立ちにくい矯正装置として近年人気が高まっています。
しかし、装置が歯にしっかりフィットしない「アンフィット」が生じることがあります。
このような場合、患者自身ができるリカバリー方法や注意点について以下に解説します。
1. アンフィットの原因🦷
アンフィットが生じる主な原因は以下の通りです
✅マウスピースの変形
高温や圧力によって変形する。
✅装着時間の不足
1日20~22時間の装着が推奨されるが、守られていない場合。
✅歯の移動速度の遅れ
予定通りに歯が移動せず、マウスピースが合わなくなる。
✅装置の製造誤差
製作過程で微妙な誤差が生じる場合。

2. 患者ができるリカバリー方法🦷
アンフィットが生じた場合、以下の方法で対応できます。
(1)マウスピースの再装着
まず、マウスピースを正しく装着し直します。
指で軽く押さえ、歯に密着させることで改善することがあります。
(2)チェアーピースの使用
マウスピースを装着した後、専用のチェアーピースを噛むことで、より密着させることができます。
これにより、歯への圧力が均等に伝わり、フィット感が向上します。

(3)装着時間の確保
1日20~22時間の装着を徹底します。
装着時間が不足すると、歯の移動が遅れ、アンフィットが生じやすくなります。
(4)マウスピースの保管方法
マウスピースを高温や圧力がかかる場所に放置しないようにします。
変形を防ぐため、専用ケースでの保管が重要です。
(5)歯科医師への連絡
上記の方法でも改善しない場合、歯科医師に連絡し、
次のマウスピースに進むか、新しいマウスピースを作成する必要があるか確認します。
3. 予防策🦷
アンフィットを防ぐためには、以下の点に注意します
✅定期的な通院
歯科医師の指示に従い、定期的に通院して経過を確認します。
✅指示の遵守
装着時間や使用方法を守ります。
✅マウスピースの清掃
清潔に保つことで、変形や劣化を防ぎます。
4. 歯科医師との連携🦷
アンフィットが生じた場合、自己判断で対応せず、歯科医師と連携を取ることが重要です。
歯科医師は、歯の移動状況を確認し、適切な対応を提案してくれます。
5. まとめ
マウスピース矯正におけるアンフィットは、患者自身の努力である程度リカバリー可能です。
しかし、重要なのは歯科医師との連携です。定期的な通院と指示の遵守を心がけ、矯正治療を成功させましょう。
6. 参考論文
- Joffe, L. (2003). “Invisalign: early experiences.” American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics, 124(2), 157-163.
- Boyd, R. L., Miller, R. J., & Vlaskalic, V. (2000). “The Invisalign system in adult orthodontics: mild crowding and space closure cases.” Journal of Clinical Orthodontics, 34(4), 203-212.
- Kravitz, N. D., Kusnoto, B., BeGole, E., Obrez, A., & Agran, B. (2009). “How well does Invisalign work? A prospective clinical study evaluating the efficacy of tooth movement with Invisalign.” American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics, 135(1), 27-35.
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