
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
子供だけではない、大人の成人矯正|愛知・名古屋の歯列矯正
2020年01月14日
1-1.増えている大人の矯正治療
かつては「子どもが受ける治療」というイメージが強かった矯正治療ですが、近年は大人になってから治療をはじめる人も増えています。
歯並びの悩みは、実は子どもの頃よりも大人になってからのほうが深刻になりやすいもの。社会に出てから口元のコンプレックスが足かせとなり、周囲とうまく馴染めない自分に自信が持てなくなる方が少なくありません。
大人の矯正治療はこのような長年抱えてきたコンプレックスを解消し、自分の表情や気持ちに自信を取り戻せることが大きなメリットとなります。
また基本的に“保護者主導”で行う子どもの矯正治療とは異なり、本人に強い意思と意欲のある大人の矯正治療は、治療が予定通りにスムーズに進みやすい点もメリットといえるでしょう。
1-2.大人の矯正治療は“健康面”にもメリットが
大人の矯正治療は見た目のコンプレックス解消のほかに、健康面にも大きなメリットをもたらします。
キレイな歯並びは虫歯や歯周病のリスクを減らすほか、正しい噛み合わせによって消化吸収が良くなると、便秘などの胃腸障害も改善されます。
また歯並びや噛み合わせが良くなると頭の位置が安定しやすくなり、体全体のバランスや姿勢が整えられます。これによって首や肩の凝り、腰痛などが改善するケースも多くみられます。
1-3矯正装置は日々進化している
「歯並びを治したい」と思っていても、そのハードルを高くしてしまうのが矯正治療にかかる費用や治療中の見栄えの悪さです。とくに治療中の見た目に関しては接客業や営業職など、人と接する機会の多い職業の人ほどネックになります。
ただ矯正治療の装置や治療法は昔と比べると格段に進化し、治療中でも見えない、あるいは目立ちにくい装置がいくつも誕生しています。
例えば、透明で取り外しできるマウスピース型の矯正装置、歯の裏側に装置をつける裏側矯正、歯の表側に目立ちにくい装置をつける表側矯正など。
どの装置が良いかは、患者さん次第。
●治療中の見た目をよくしたい!
●取り外せる装置にしたい!
●できれば活舌が悪くなりにくい装置にしたい!
●費用をできるだけ抑えたい!
このようなご要望を、担当にお伝えください。
あなたに合った装置をご提案いたします。
4.まとめ
矯正治療はかつて「口元の見た目を良くするために、一時的に見た目が悪くなる」というジレンマを抱えていました。しかし近年の治療技術の発展によって、矯正治療中も見た目を損なうことなく、周囲の目を気にせずに治療できる新たな矯正装置が誕生しています。
ただこれらの矯正装置による治療は、従来の矯正治療よりもさらに高度な知識や技術が歯科医に求められます。したがって「安い」「早い」といった安易なフレーズに惑わされることなく、専門的な技術を有した歯科医のもとで治療を行うよう注意しましょう。