
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
矯正すると歯が弱くなるって本当?🫣
2026年01月24日
結論から言うと
正しく行われた矯正治療で、歯そのものが弱くなることはありません。
矯正治療は、歯を溶かしたり削ったりして動かしているわけではなく、
歯を支えている骨(歯槽骨)が少しずつ作り変わる仕組みを利用しています。
そのため、治療が適切に行われていれば
👉 歯がもろくなる
👉 歯の寿命が縮む
といったことは基本的にありません。
「歯が弱くなった」と感じる人がいる理由
では、なぜ
「矯正したら歯が弱くなった気がする」
と感じる人がいるのでしょうか?
主な理由はこの3つです。
① 歯ぐきが下がって、歯が長く見える
矯正後に
「歯が長くなった=弱くなった」
と感じる方がいます。
実際には、歯が弱くなったのではなく、
歯ぐきが下がって見えるようになったケースが多いです。
特に、
・もともと歯ぐきが薄い
・強い歯磨きクセがある
・歯周病がある
こういった方は、矯正前後で見た目の変化が出やすくなります。
② 矯正中・矯正後にケアが不十分だった
矯正中は、
・装置の周りに汚れが溜まりやすい
・歯磨きが難しくなる
その結果、
・虫歯
・歯周病
が進行すると、
「歯が弱くなった」と感じやすくなります。
これは矯正そのものが原因ではなく、口腔ケアの問題です🦷
③ 力が強すぎる矯正だった場合(まれ)
ごくまれに、
・強すぎる力
・管理不足の治療
が続くと、
歯根吸収(歯の根が短くなる)が起こることがあります。
ただしこれは、
・精密検査
・定期チェック
・適切な力の調整
を行っていれば、リスクを最小限に抑えられます😱

むしろ矯正で「歯は守りやすくなる」
実は長期的に見ると、矯正治療には
・歯磨きがしやすくなる
・汚れが溜まりにくくなる
・歯周病や虫歯のリスクが下がる
というメリットがあります。
つまり、
正しい矯正治療+正しいケアができれば、歯は弱くなるどころか守りやすくなる
というわけです。
歯を弱くしないために大切なポイント
✔ 矯正前に歯周病チェックを受ける
✔ 無理のない治療計画
✔ 矯正中の定期メンテナンス
✔ 自分に合った歯磨き方法の指導
この4つがそろっていれば、過度に心配する必要はありません。
まとめ

「矯正すると歯が弱くなる?」という疑問に対する答えは、
👉 いいえ。正しく行えば歯は弱くなりません。
むしろ、
歯並びを整えることは
歯を長く守るための治療でもあります。
不安がある場合は、
「歯並び」だけでなく「歯ぐき・骨」までしっかり診てくれる歯科医院で相談するのがおすすめです。









