
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
👃矯正って“鼻の高さ”も変わるの?
2025年11月4日
〜歯並びと鼻の意外なつながりを徹底解説〜
「鼻が高くなったように見える!」
そんな声、実はちょくちょく耳にします。
でも、歯と鼻って場所が違うのに…ほんとに関係あるの?
結論から言うと、
矯正で“鼻の高さそのもの”は変わらない。
けれど、鼻の見え方(印象)は大きく変わることがあります!
🦷歯と鼻、どこがどう関係してるの?

✔ポイントは「口元のバランス」
鼻の高さって、単体ではなく“まわりとのバランス”で決まるんです。
たとえば👇
口元が前に出ている → 鼻が低く見える
口元が引っ込む → 鼻がスッと高く見える
つまり、矯正で口元の位置が変わると、
“相対的に”鼻の印象も変わるというわけなんです。
✔Eライン・Yラインとの関係
Eライン:鼻先とアゴ先を結んだライン(審美の黄金比)
Yライン:顔全体の立体感を評価するライン
これらのラインに対して、唇の位置がどれだけ近づくかによって
顔の印象や「鼻が通って見えるかどうか」が左右されるんです💡
📸実際にどんな印象変化があるの?
| 治療前 | 治療後 |
|---|---|
| 口元が出てる → 鼻が低く見える | 口元が引き締まる → 鼻がスッとした印象に✨ |
| 唇が前に出てる → 顔が平坦に | 口元が収まる → 顔に立体感が出る |
でもここで注意⚠️
⚠「鼻が強調されすぎる」こともある?
口元を引っ込めすぎると、逆に…
鼻だけが“強く”見える
鼻筋の太さが目立つ
顔全体がのっぺりして見える
といった“逆効果”が起こることも。
とくに「抜歯ありの矯正」で強く引っ込めすぎた場合に
こういったバランスのズレが出ることがあります。
🧑⚕️だからこそ「治療計画」が超大事!
矯正治療って、ただ歯を並べるだけじゃなくて👇
横顔とのバランス(鼻・唇・アゴ)
骨格タイプ(面長・短顔・口ゴボ etc.)
患者さんの理想の印象(ナチュラル派?スッキリ派?)
まで考えて治療計画を組み立てるのが理想なんです✨
📚参考文献
Sarver DM. Soft-tissue treatment planning: The missing piece. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2005.
Jang W et al. The effects of incisor retraction on facial esthetics. Korean J Orthod. 2014.
Proffit WR et al. Contemporary Orthodontics. 6th ed. Elsevier, 2018.
📝まとめ
鼻の高さ自体は変わらないけど、口元との関係で“印象”は大きく変わる
矯正によって「鼻が高く見える」「立体感が出る」ことも
引き込みすぎには注意!顔のバランスを見た設計が大切💡
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「鼻・口元・横顔の印象までこだわりたい!」そんな方も大歓迎です😊









