
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
出っ歯”の正体は口元じゃない?
2025年07月11日
「前歯が出てる=出っ歯」…それ、本当?
鏡を見て「前歯が出ている」「口元がもっこりして見える」ことで
「私って出っ歯なのかな…」と気になる方、多いのではないでしょうか?
でも実は、“出っ歯”の原因は歯だけじゃないことも🤔
アゴの骨格そのものが原因になっているケースもあるんです。
歯が出ているのか?アゴが引っ込んでいるのか?
「出っ歯」に見える原因は、大きく分けて次の3タイプに分類できます☝️
🦷① 歯だけが前に出ているタイプ(歯性上顎前突)
歯の生える角度や、歯列アーチが前方に広がっていることで起きる
矯正治療(マウスピース・ワイヤー)で改善しやすい
🦴② アゴの骨ごと前に出ているタイプ(骨格性上顎前突)
上アゴの骨自体が前方に成長している
骨が原因なので、矯正単独では限界がある
外科手術(サージェリーファーストなど)を併用することも
🔄③ 下アゴが小さくて引っ込んでいるタイプ(下顎劣成長)
上アゴが出ているというより、下アゴが奥に引っ込んでいる
相対的に“出っ歯”に見える
顎の成長誘導 or 外科手術の適応になることも
同じ「出っ歯」に見えても、原因はまったく違う!

つまり、見た目が似ていても
治療法やゴールが全然違うんです☝️
| 出っ歯タイプ | 主な原因 | 治療法 |
|---|---|---|
| 歯性 | 歯の傾き・位置 | 矯正治療のみで対応可 |
| 骨格性(上顎) | 骨が前に出てる | 外科矯正+矯正 |
| 骨格性(下顎) | 下アゴが小さい・奥まってる | 成長誘導 or 外科+矯正 |
矯正治療だけで治せる? それとも手術が必要?
重要なのは「どのタイプの出っ歯かを見極めること」。
見た目では判断しづらいため、以下のような検査がカギになります
✅ セファロ分析(横顔のレントゲン分析)
✅ 口元の突出度(Eラインとの距離)
✅ アゴの骨格バランス
当院では初診時に、歯だけでなく骨格のバランスまでトータルに診断。
「本当に自分に合った治療」をご提案します🦷
まとめ:出っ歯の原因は“口元”とは限らない!
出っ歯の原因には、歯並び・骨格・下アゴの発達など、さまざまな要因が関係しています。
自己判断ではわかりづらいため、まずは専門的な診断を受けることが第一歩です。
あなたの“出っ歯”、
実は「アゴの骨」が原因かもしれません😊
🧾参考文献
Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics. 5th ed. Mosby; 2012.
Angle EH. Classification of malocclusion. Dent Cosmos. 1899;41:248–264.
Jang GW, et al. Three-dimensional analysis of the facial skeleton in patients with Class II and Class III malocclusion. Korean J Orthod. 2008.









