
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
インビザラインとエンジェルアラインの違いは?🤔🦷
2025年04月27日
インビザラインとエンジェルアラインは、どちらも透明なマウスピース型矯正装置であり、
目立ちにくく取り外し可能な点が共通していますが、素材、技術、費用、治療計画などにおいていくつかの違いがあります。
以下に主な相違点をまとめます。


🦷 素材と技術の違い
インビザライン:アライン・テクノロジー社が開発した「スマートトラック」という多層構造の素材を使用しており、柔軟性と耐久性を兼ね備えています😊また、治療計画ソフトウェア「クリンチェック」は、AIを活用して精密な歯の移動を予測し、効率的な治療をサポートします。
エンジェルアライン:中国のエンジェルアライン・テクノロジー社が開発した「マスターコントロールS(MCS)」という多層ポリマー素材を使用しており、柔らかく持続的な矯正力を提供します。
この素材は、耐久性、耐汚染性、機械的安定性に優れています。また、独自の「エンジェルアタッチメント」により、複雑な歯の移動にも対応可能です ShoreSmiles Orthodontics。
🗺️ 治療計画とサポート体制
インビザライン:「クリンチェック」ソフトウェアを用いて、詳細な3D治療計画を作成します。
治療の各段階における歯の動きを視覚的に確認でき、患者と医師が共有することで、より納得のいく治療計画を立てることが可能です。
エンジェルアライン:「iOrtho」というソフトウェアを用いて治療計画を作成します。顔の輪郭や骨格なども考慮した、包括的な治療計画を立てることが特徴です。
また、患者とのコミュニケーションを重視し、個々のニーズに合わせた治療計画を提案します Orthodontic Products。
💰 費用と普及率
インビザライン:一般的に、エンジェルアラインよりも費用が高い傾向にあります。これは、インビザラインが世界的なブランドであり、技術開発やマーケティングに多大な投資を行っているためと考えられます。
エンジェルアライン:インビザラインと比較して、費用が抑えられる傾向にあります。これは、製造コストやマーケティング戦略の違いによるものと考えられます Tustin Orthodontist | Life Orthodontics。

🌍 地域別の普及率の傾向
アメリカ:インビザラインが圧倒的なシェアを誇ります。長年の実績とブランド力、豊富な症例データが支持されています。
ヨーロッパ:インビザラインが主流ですが、エンジェルアラインも徐々にシェアを拡大しています。価格競争力や、ヨーロッパ市場に合わせたマーケティング戦略が奏功していると考えられます。
アジア:インビザラインとエンジェルアラインが競合しています。中国ではエンジェルアラインが強いですが、日本や韓国などではインビザラインが人気です。それぞれの地域における歯科医師のトレーニング体制や、患者のブランドイメージに対する意識などが影響していると考えられます。
5. 参考論文・情報源
Boyd RL, Miller RJ, Vlaskalic V. “The Invisalign System in adult orthodontics: mild crowding and space closure cases.” J Clin Orthod. 2001;35(4):203–12.
Chen M, Xie Y, Lin Y, et al. “Comparative analysis of tooth movement efficiency and material properties of three types of aligners.” Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2021;160(4):e175–e182.
Zhou Y, Deng X, Chen Y, et al. “Biomechanical evaluation of a novel aligner system with stepwise force application.” Sci Rep. 2020;10:12840.
📝 結論
インビザラインとエンジェルアラインは、それぞれ異なる特徴を持つマウスピース型矯正装置です。インビザラインは、技術力と豊富な実績、世界的なブランド力が強みです。
一方、エンジェルアラインは、費用対効果の高さと、顔全体のバランスを考慮した治療計画が魅力です。
どちらを選ぶかは、個々の症例やニーズ、予算などを考慮して、歯科医師とよく相談することが重要です。









