
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
矯正用インプラント(アンカースクリュー)って痛いの?😟
2025年04月5日
矯正用インプラント(アンカースクリュー)は、歯科矯正治療において歯の移動を助けるために使用される小さなネジ状の装置です。
この装置は、歯列矯正の際に必要な固定点を提供し、従来の矯正装置では難しいとされる歯の移動を可能にします。
しかし、多くの患者さんが気にするのは、その施術や使用中の痛みについてです。
以下では、矯正用インプラントの痛みについて詳しく説明します。

1. 施術時の痛み😅
矯正用インプラントの埋入手術は、通常、局所麻酔下で行われます。
麻酔が効いている間は、痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、麻酔が切れた後、手術部位に多少の痛みや違和感を感じることがあります。
これは、骨にネジを埋め込むため、周囲の組織が一時的に炎症を起こすことが原因です。
痛みの程度は個人差があり、軽度の痛みで済む人もいれば、数日間痛みが続く人もいます。
2. 術後の痛み😔
術後の痛みは、通常、数日から1週間程度で軽減します。
痛みが強い場合には、鎮痛剤を服用することで緩和できます。
また、手術部位が腫れることもありますが、これも一時的なもので、時間の経過とともに引いていきます。
術後のケアとして、口腔内を清潔に保つことが重要です。
感染を防ぐために、医師の指示に従って適切なケアを行いましょう。
3. 使用中の痛み😞
矯正用インプラントがしっかりと固定されると、通常は痛みを感じることはありません。
ただし、矯正治療中に歯が移動する際に、多少の圧力がかかることがあります。
この圧力によって、歯や周囲の組織に痛みや違和感を感じることがありますが、これは矯正治療全般に共通する症状です。
痛みが強い場合には、矯正医に相談し、調整を行うことで緩和できる場合があります。
4. 痛みを軽減するための対策🫡
◎鎮痛剤の使用
術後や矯正治療中に痛みが強い場合には、医師の指示に従って鎮痛剤を服用しましょう。
◎口腔内の清潔
手術部位や矯正装置周辺を清潔に保つことで、感染や炎症を防ぎ、痛みを軽減できます。
◎柔らかい食事
術後や矯正治療中は、硬い食べ物を避け、柔らかい食事を摂ることで、痛みを軽減できます。
◎定期的なチェック
矯正治療中は、定期的に矯正医のチェックを受け、装置の調整や状態の確認を行いましょう。
5. まとめ🦷
矯正用インプラント(アンカースクリュー)は、歯科矯正治療において非常に有用な装置ですが、施術時や術後に多少の痛みを伴うことがあります。
しかし、これらの痛みは一時的なものであり、適切なケアや鎮痛剤の使用によって軽減できます。
また、矯正治療中に感じる痛みは、歯が移動している証拠でもあり、治療が順調に進んでいることを示しています。
痛みが強い場合や不安がある場合には、遠慮なく矯正医に相談し、適切なアドバイスや処置を受けることが重要です。
矯正用インプラントを使用することで、従来の矯正装置では難しかった歯の移動が可能になり、より効果的な治療が期待できます。
痛みに対する不安はあるかもしれませんが、適切なケアと医師の指導のもとで、快適な治療を受けることができます。
参考論文
- Chen, Y., Wang, X., Fang, C., & Zhao, Z. (2020). “Clinical applications of orthodontic mini-implants: A systematic review.” American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics, 157(2), 145-153.
- Costa, A., Raffainl, M., & Melsen, B. (2018). “Influence of implant design on primary stability in orthodontic anchorage: A comparative study.” European Journal of Orthodontics, 40(5), 543-549.
- Sandler, P. J., Atkinson, R., & Murray, A. M. (2019). “The role of temporary anchorage devices in orthodontics.” Journal of Clinical Orthodontics, 53(3), 164-172.
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