
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
ワイヤー矯正でブラッシングを怠る事によって起こるリスクと患者さまができる対策とは
2025年02月18日
ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせを改善するための一般的な治療法です。
しかし、ワイヤー矯正を受けている間にブラッシングを怠ると、さまざまなリスクが伴います。
ここでは、ブラッシング不足によるリスクと、それに対する患者さん自身ができる対策について詳しく説明します。
ブラッシングを怠ることによるリスク😔💦
1. 虫歯のリスク増加
ワイヤー矯正中は、矯正装置が歯に付いているため、ブラシが届きにくい場所が増えます。
これにより、食べかすやプラークが蓄積しやすくなり、虫歯の原因となる虫歯菌が繁殖する環境が整ってしまいます。
特にワイヤーの周りやブラケットの近くは虫歯ができやすいため、要注意です。
2. 歯周病のリスク
虫歯だけでなく、プラークが溜まることで歯周病のリスクも高まります。
歯周病は歯を支える骨に影響を及ぼし、進行すると歯が抜けてしまうこともあります。
矯正中は歯の位置や形が変わるため、特に注意が必要です。
3. 口臭の悪化
ブラッシング不足により、口の中の細菌が増殖すると、口臭が悪化します。
矯正装置があるため、通常よりも口内環境が悪化しやすいです。
4. デコレーションの損傷
ワイヤー矯正中は、ブラケットやワイヤーについている食べかすが十分に清掃できていないと、
歯に不均一な色がついたり、虫歯が進行したりして、見た目にも影響を与えます。
矯正が終わった後の美しい仕上がりを望むためには、日頃のケアが不可欠です。
患者さんができる対策🪥✨
1. 正しいブラッシング方法を学ぶ
矯正治療中は、一般的なブラッシング方法では不十分な場合があります。
矯正歯科医から指導を受けることで、ブラケットの周囲をしっかりと磨く方法や、
特別な器具(インタデンタルブラシやフロス)を使ったケアの仕方を学ぶことが重要です。

(矯正用フロス)
2. 定期的なチェックアップを受ける
矯正治療中は定期的に歯科医院へ通うことが求められます。
この際、歯科医師から口腔内の健康状態をチェックしてもらい、
虫歯や歯周病の兆候がないか確認することができます。
また、プロフェッショナルなクリーニングを受けることで、自己ケアだけでは取りきれない汚れを除去できます。
3.食生活の見直し
粘着性の高い食べ物や、砂糖分の多い食品は、虫歯のリスクを高めます。
これらの食品を控えることで、口腔内を清潔に保つ手助けになります。

4.マウスウォッシュの活用
抗菌作用のあるマウスウォッシュを使うことで、口内の細菌数を抑えることができます。
特にブラッシングの後に使用することで、さらに効果が期待できます。
5. デンタルケア用の道具を活用する
インターデンタルブラシやフロス、電動歯ブラシなど、矯正装置を装着している患者さん専用のケア用品が多く販売されています。
これらを利用することで、ブラケット周りの清掃が容易になります。

(矯正器具用歯ブラシ)
→スタンダードな歯ブラシとは毛先の形が違い、磨きやすくなっています!
まとめ☝🏼
ワイヤー矯正中のブラッシングを怠ることは、多くのリスクを伴いますが、
適切な対策を講じることで健康な口腔内を維持することができます。
定期的なケアと正しいブラッシングを実践することで、治療の成功を目指し、希望通りの結果を得ることができるでしょう。
正しい情報と実践を持って、健康的な口内環境を保ちましょう。









