
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
マウスピース矯正のメリットデメリット、成功させるためには?
2025年01月17日
マウスピース矯正のメリット・デメリットや課題☝🏼📝
マウスピース矯正は、透明で目立たない矯正装置を使用することで、見た目を気にせず歯列を整えられる革新的な治療法です。
しかし、どんな治療法にもメリットとデメリット、さらには克服すべき課題が存在します。
今回は、マウスピース矯正の利点や欠点に加え、治療を成功させるためのポイントについて深掘りしていきます。
1. マウスピース矯正のメリット✨
まずは、マウスピース矯正の魅力的な点を具体的に見ていきましょう。
1-1. 透明で目立たない
・審美性の高さ
マウスピースは透明な素材で作られており、装着中もほとんど目立ちません。人前で話す機会が多い方や、仕事柄見た目を気にする必要がある方に最適です。
・自然な笑顔を保てる
従来のワイヤー矯正と異なり、写真や対面の場でも装置が見えにくいため、治療中も自信を持って笑顔を見せられます。
1-2. 取り外しが可能
・食事や歯磨きの自由度
マウスピースは食事や歯磨きの際に取り外せるため、従来の矯正装置と比べて生活への影響が少なく、食べ物の制限もほとんどありません。
・口腔ケアがしやすい
装置が固定されていないため、歯磨きやフロスが簡単に行え、矯正中の虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。
1-3. 快適な装着感
・痛みや不快感が少ない
ワイヤー矯正ではブラケットやワイヤーが口内を刺激し、口内炎を引き起こすことがありますが、マウスピースは滑らかな形状のため、口内の違和感が軽減されます。
・装置の破損リスクが低い
硬い食べ物を避ける必要がなく、通常の生活で装置が壊れる心配がほとんどありません。
1-4. 計画的で可視化された治療
・3Dシミュレーションで治療計画を確認できる
治療開始前に3Dシミュレーションを利用して、歯がどのように動くかや治療後の仕上がりを確認できます。
・予測しやすい治療期間
計画通りに装着すれば、治療期間が比較的正確に見積もれる点も魅力です。
1-5. 適応範囲が広がっている
・近年の技術進化により、以前は難しいとされていた症例(軽度の噛み合わせの問題や軽い骨格的な問題)にも対応できるケースが増えています。
2. マウスピース矯正のデメリット🌀
一方で、マウスピース矯正には以下のようなデメリットもあります。
2-1. 装着時間を守る自己管理が必要
・1日20~22時間の装着が必須
マウスピースは取り外し可能な分、装着時間が不足すると治療効果が得られず、予定通りの治療期間を超えてしまうことがあります。
・自己管理が苦手な方には不向き
特に若年層や忙しい生活を送る方にとっては、装着時間を守ることが難しい場合があります。
2-2. 対応できない症例がある
・重度の歯列不正には向かない
骨格的な問題がある場合、外科的治療が必要になることがあります。
・特定の歯の動きに弱い
歯を回転させたり、垂直方向に動かす必要がある場合には、効果が限定的な場合があります。
2-3. 治療費が高額
・従来の矯正より費用が高め
マウスピース矯正は技術料やマウスピースの製作コストが高く、総額が従来のワイヤー矯正より高額になることがあります。
2-4. トラブルのリスク
・紛失や破損のリスク
取り外しが可能な分、マウスピースを紛失してしまうリスクがあります。また、交換スケジュールが遅れると治療が中断する場合もあります。
・不適合の可能性
歯型が予定通り動かない場合、新たな治療計画や再スキャンが必要になることがあります。
3. マウスピース矯正の課題と克服法😉☝🏼
3-1. 装着時間の確保
課題:装着時間を守らないと治療効果が得られない。
🦷克服法:
・アラームを活用
スマホのリマインダーや専用アプリを利用し、装着忘れを防ぎましょう。
・家族や友人に協力を依頼
周囲のサポートを受けることで、モチベーションが維持しやすくなります。
3-2. 紛失や破損への対応
課題:マウスピースを紛失すると治療が滞る。
🦷克服法:
・専用ケースを常に持ち歩く
食事中に外す際も、必ずケースに入れる習慣をつけましょう。
・予備を準備する
紛失や破損が心配な場合、歯科医院に相談して予備を用意することを検討しましょう。
3-3. 費用負担
課題:治療費が高額である。
🦷克服法:
・分割払いを活用
矯正歯科では分割払いを受け付けている場合が多いため、計画的に支払うことで負担を軽減できます。
・保険適用の確認
医療費控除や一部保険が適用される場合もあるため、歯科医院で確認しましょう。
3-4. 特定の症例への対応
課題:対応できない症例がある。
🦷克服法:
・事前に適応症例か確認する
治療前の相談や検査を通じて、自分の症例にマウスピース矯正が適しているかを判断してもらいましょう。
4. まとめ
マウスピース矯正は、目立たない・快適・取り外し可能というメリットが大きな魅力です。
しかし、自己管理が求められる点や治療費の高さ、対応できない症例がある点が課題となります。
治療を成功させるためのポイント:
- 装着時間を守る習慣をつける
- 紛失や破損を防ぐための工夫をする
- 矯正専門医に相談し、適切な治療法を選ぶ
- 費用や期間を事前にしっかり確認する
マウスピース矯正を検討している方は、メリットとデメリットを十分に理解したうえで、専門家と相談し、自分に合った治療法を選びましょう。
美しい歯並びを手に入れるための第一歩として、ぜひこの記事を参考にしてください!









