- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
3Dプリンターの使用方法②
2024年11月24日
3Dプリンターの使用方法
以前ご紹介した3Dプリンターでのデータ送信方法の続きとなります👨💻
今回はプリントの方法や気をつけるべき点をご紹介します。
✅レジンの種類
3Dプリンターの模型はレジンで作られます👀
プリンターのモデルによっては、専用のレジンがあり、Sprint Ray専用のレジンは写真左のものになります。
レジンによって、プリント設定を変更する必要があるため、忘れずに行いましょう!
写真右のものはsprint rayプリンター専用のものではありませんが、水洗いが可能です。
専用のものが1番適しているかとは思いますが、探すと種類がたくさんあり、
値段もバラバラ、水洗いが可能なもの等もあります💁🏻♀️
何種類か試してみましたが、割れやすさ、洗浄のしやすさ等良いところも悪いところも様々です😂
✅プリントの手順
①レジンタンクの確認
まずはレジンタンクに入っているレジンをゴムヘラで優しく混ぜます。
レジンによっては時間が経つと分離するものもあるため、使用する前に忘れずにに行いましょう。
底面に固まったレジンがある場合は取り除きます。
レジンの量が少ないと模型が途中で切れてしまうので気をつけましょう☺️
②データ送信
以前にご紹介した方法で模型のデータをプリンターへ送信します。
少し待つとプラットホームが動き出し、印刷が開始されます🦷
ここから表示される時間の間待機です⏳
③印刷完了
印刷が完了されるとプラットホームが自動で最初の位置へ戻ります。
模型ができているかを確認します🙆🏻♀️
④ 模型の洗浄
出来上がった模型はレジンでベタついています😣
このようにバリが出来るため、レジンタンクのレジンをこまめに濾過する事が成功のポイントです🙌🏻
プラットホームを取り外し、洗浄用の機械に取付けます。
液が垂れないよう容器で受けながら運びましょう🦷
Start Wash/Dryを選択すると洗浄が開始されますので、終了するまで待ちます☑️
乾燥も自動で開始されます。
⑤模型を取り外す
模型をプラットホームから取り外します🙆🏻♀️
しっかりと張り付いているので、専用のヘラを使用します。
模型の端にヘラを滑り込ませ、力をかけると浮くためゆっくりと剥がすと綺麗に取れます☝🏻
力任せにすると割れてしまうため、焦らずゆっくりと行いましょう😊
⑥硬化•完成
取り外した模型は脆く割れやすいため
照射器で最終硬化をさせます。
レジンの種類を選択し、緑のボタンを選択すると照射が開始されます🦷
↓照射中💡
※室温が低いと照射されるまで時間がかかるため
急いでいる場合は早めに開始しておくと良いです🙆🏻
🦷失敗作
3Dプリンターは便利ですが、失敗もたくさんあります🤦🏻♀️
この時はプラットホームに張り付かずに、ペラペラな模型に、、、
機械なので原因を突き止める事が難しく、最初は苦戦しました😂
レジンのろ過がとても大切なので、レジンタンクや洗浄機のメンテナスについても今後ご紹介したいと思います。