
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
出っ歯でもガミースマイルでもないのに…“笑顔がイマイチ”?😣
2025年06月16日
その原因、「バッカルコリドー」かもしれません
「前歯はそろってるのに、笑顔がなんだかパッとしない」
「写真を見ると、なんだか頬のあたりが寂しく感じる…」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実はそれ、“バッカルコリドー”が関係している可能性があります😢

💡バッカルコリドーってなに?
バッカルコリドー(buccal corridor)とは、
笑ったときに左右の口角と奥歯の間に見える黒いすき間のこと🦷
正面から見て、前歯の横がぽっかり暗く抜けて見えると、
笑顔にどこか“陰”が出てしまうことがあるんです。
特に、下記のような場合に目立ちやすい傾向があります。
歯列の横幅が狭い
頬が内側にへこんでいる
笑ったときに上の奥歯が見えない
つまり、「前歯がキレイ=笑顔がキレイ」ではないんですね🙇♀️
😶前歯がそろっていても、横が寂しい理由
実際の矯正相談でもよくあるのが、
「出っ歯ではないけど、笑うと間が抜けた感じがする」
というお悩み。
これは、歯並びの“横幅”までデザインされていないケースに多く見られます。
特に、もともと歯列が狭い方は、
矯正で前歯だけ整えても、**“口元のボリューム感”**が改善しないことがあります。
🦷矯正で変わる“顔の余白”とは?
マウスピース矯正では、必要に応じて歯列を横に広げる(歯列拡大)ことで、
バッカルコリドーの改善を目指すことができます。
横顔だけでなく、正面からの印象にも大きく影響するため、
顔全体が明るく見える
頬がふっくら見えて若々しい
笑ったときの“口元の華やかさ”がUP!
という変化を感じる方も多いです。
ただし、すべての方に拡大が必要なわけではないので、
精密な診断と、審美バランスを見極めた治療計画が重要になります🦴🦴

📐“違和感のない笑顔”の黄金比って?
審美歯科や矯正治療では、笑顔のバランスを見る際に
「スマイルデザイン」という考え方を用います。
理想的とされる黄金比の一例:
笑ったときに前歯が左右5~6本ずつ見える
バッカルコリドーは極端に狭すぎず・広すぎず
唇と歯のラインが自然に沿っている
つまり、“見せる歯のバランス”が整っていることが、自然で美しい笑顔のカギなんです✨
📌まとめ:笑顔の違和感、「歯並びだけの問題」じゃないかも?
「なんか惜しい」
「整ってるけど、垢抜けない」
――その違和感、バッカルコリドーが関係しているかもしれません。
マウスピース矯正では、前歯の並びだけでなく、
口元の全体バランスや笑顔の印象まで考慮した治療が可能です。
気になる方は、ぜひ一度ご相談くださいね☺️
📝参考文献
Ioi, H., Kang, S. M., Shimomura, T., Kim, S. S., Park, S. B., & Son, W. S. (2009). Effects of buccal corridor size on smile esthetics in Japanese and Korean orthodontists and orthodontic patients. American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics, 135(5), 536–543.
Parekh, S. M., Fields, H. W., Beck, M., & Rosenstiel, S. (2007). The perception of smile esthetics by orthodontists and laypersons. Angle Orthodontist, 77(5), 835–842.
Ritter, D. E., Gandini, L. G. Jr., Pinto, A. D., & Locks, A. (2006). Esthetic influence of negative space in the buccal corridor during smiling. Angle Orthodontist, 76(2), 198–203.









